大阪府摂津市「千里丘駅西地区再開発ビル」大和ハウス工業　大店立地法届出へ　2027年4月新設予定

大阪府摂津市の「JR千里丘駅」西地区で進められている「千里丘駅西地区再開発」。特定建築者の代表構成員である大和ハウス工業株式会社がこのほど商業施設部分について大店立地法の届出を提出しました。新設予定は2027年4月、店舗面積や営業時間など、商業施設についての概要が明らかになりました。

敷地面積は約7,300㎡、1街区と2街区に分けられ、1街区には36階建て・335戸が入る住宅棟が「千里丘駅」に直結、名称は大和ハウス工業のブランド名「プレミストタワー千里丘」です。一方、商業施設は「ブライトステラ摂津千里丘」とネーミングされ、3階建「サウス」と6階建て「ノース」の2棟で構成されます。

「ブライトステラ摂津千里丘」店舗概要

大和ハウス工業が「（仮称）千里丘駅西地区再開発ビル」として提出した「ブライトステラ摂津千里丘」の届出内容を紹介します。今のところどのような店舗が入るのかは未定ですが、店舗面積計を2,025㎡、来客用駐車台数を53台、駐輪台数58台としています。営業時間は24時間、2027年4月1日が新設予定日です。その他の届出内容は以下のとおり。

・店舗名：（仮称）千里丘駅西地区再開発ビル
・新設予定日：2027/04/01
・所在地：大阪府摂津市千里丘1番703ほか
・設置者又は届出者：大和ハウス工業㈱
・小売業者：未定
・総店舗面積：2,025㎡
・駐車台数：53台
・駐輪台数：58台
・荷さばき施設の面積：24.0㎡
・廃棄物等の保管施設の容量：10.36㎥
・営業時間：24時間
・駐車場利用可能時間帯：24時間
・駐車場の出入口数：1 箇所
・荷さばき施設の荷さばき時間帯：6：00-21：00
・届出年月日：2024/06/27

名称由来と再開発経緯

「ブライトステラ摂津千里丘（BRIGHT STELLA SETTSU SENRIOKA）」の名称由来は、BRIGHT(ブライト)：英語で「輝く」  と、  STELLA（ステラ）：ラテン語由来の「星」「惑星」からつけられました。再開発事業の目的である「賑わいを広げ まちを育てる」ため、同施設が未来への「輝き」を放ち、その光がエリア全体を照らす印象を与えることをイメージしています。

摂津市北部に位置するJR千里丘駅西地区は、JR京都線で新大阪駅から約10分、大阪駅から約14分、府道大阪高槻京都線及び府道正雀停車場線に囲まれた交通の要衝です。しかし、地区内には狭隘道路に囲まれた木造住宅が建ち並び良好な土地利用が図られておらず、駅前では交通混雑が生じていました。

これらの課題を解消するために、交通結節機能の強化、計画的な土地の高度利用、災害に強い良好な住環境形成、都市機能の充実により、駅前にふさわしい集約的な拠点形成を図る、などを整備方針とする「再開発基本方針」を平成31年3月に策定、令和3年6月30日に大阪府知事の認可を受け、事業計画が決定されました。