2023年5月に提出された大店立地法の新設届出は、神奈川県のアークランズ「(仮称)湘南平塚SC計画」や埼玉で野村不動産が開発中の「(仮称)所沢秋津プロジェクト」をはじめとする計44件となりました。
都道府県別 新設届出件数
都道府県別の届出件数を表とMAPにしました。案件数が最も多かったのは埼玉県と千葉県で各5件、続く栃木県が4件、東京都が3件でした。
都道府県別 総店舗面積と業態別届出件数
総店舗面積では神奈川県が36,521㎡、県内の案件数は2件でしたが、アークランズの「(仮称)湘南平塚SC計画」が店舗面積35,000㎡と今回の届出では最大規模となりました。埼玉県では、野村不動産が展開する商業施設「ソコラ」が「(仮称)所沢秋津プロジェクト」として同6,116㎡での届出。さらに三菱地所が開発する「(仮称)三郷商業施設」が同4,130㎡でSMのカスミを核に2024年5月末を新設予定としています。大阪府にはコーナン商事を核とする「(仮称)富田林錦織北複号商業施設」が店舗面積9,008㎡でオリックス不動産㈱が届出をおこないました。また、三重県では鈴鹿市に「(仮称)イオンスタイル白子」が店舗面積7,058㎡で来年1月新設予定です。
業態別ではコスモス薬品のほか、クリエイトエス・ディー、ツルハ、杏林堂薬局、ザグザグ、ドラッグストアモリ、エバグリーン廣甚などドラッグストアが23件と最多。SM(スーパーマーケット)はイオンリテール、アルビス、オーケー、カスミ、ベルク、マミーズ、フーズマーケットなど計9件、HC(ホームセンター)がコーナン商事2件のほかダイユーエイト、アークランズ、コメリの計5件となっています。