3月2日にオープンする「イオンスタイル修学院小町」をはじめ、2023年内には「万代吉祥院店」「京都生協コープ二条駅」などのスーパーマーケットが京都市内に出店、またホームセンターの「ジュンテンドー京丹波店」と「コメリハード&グリーン京丹波店」が船井郡京丹波町に出店し同じエリア内で新旧店舗における争奪戦が予想されます。また出店率ナンバー1のコスモス薬品は今のところ2店舗を計画中、そのほか専門店、複合ビルや百貨店まで京都府内で2023年出店をめざす大規模、中規模店舗12店舗を紹介します。
SMは「イオンスタイル修学院小町」「万代吉祥院店」「京都生協コープ二条駅」「サンフレッシュ狛田店」
「イオンスタイル修学院小町」は京都市左京区の叡山電鉄本線「修学院駅」から東約100m、白川通りと北山通りが交差する「白川通北山交差点」西角の旧「修学院病院」跡が計画地です。修学院駅西側には市内に本社を置く競合「フレスコ修学院店」が立地し、同店を迎え撃つ形となります。また「万代吉祥院店」はJR「西小路駅」より北西約600m、「西小路通」沿いの旧事業所「日本アクセス」跡地に出店予定です。北東約100mの府道142号線沿いでは「フレスコ八条店」、さらに半径1㎞圏内には「サンディ」「ライフ」などが立地するなど、京都市内はスーパーマーケット業態の増加で激戦地区が多くなっています。
一方、相楽郡精華町に5月予定となっているのが「(仮称)スーパーサンフレッシュ狛田駅前モール」。ゆう薬局とテナントを併設予定ですが核となる「サンフレッシュ狛田店」は1月26日に先行オープンしました。直営面積は734㎡です。
また京都市中京区西ノ京星池町「京都生協コープ二条駅」については、既存店の建替えで昨年6月より休業し工事をおこなっています。今秋、店舗面積3,431㎡でのリフレッシュオープンを予定しています。
船井郡京丹波町で「ジュンテンドー京丹波店」VS「コメリハード&グリーン京丹波店」
ホームセンターでは、京都府内で5店舗を展開するジュンテンドーが、船井郡で初の「ジュンテンドー京丹波店」を4月に出店予定です。場所は国道9号線(山陰道)沿い「京丹波町役場」南隣の敷地8,160㎡。南約420mの「蒲生交差点」角に既存の「コメリハード&グリーン丹波店」が立地しています。そして南約2㎞、国道9号線(山陰道)沿い東側の農地跡、敷地面積13,631㎡に「コメリハード&グリーン京丹波店」が10月のオープンを予定しています。
ドラッグ部門 コスモスは京丹後市と舞鶴市に出店、中規模店「ダックス」も
ドラッグストアではコスモス薬品が京丹後市と舞鶴市に計2店舗を計画、「峯山店」は2月予定となっていますが今のところオープン日は確定していません。「舞鶴白鳥店」は4月頃のオープンを予定しています。
京都市内には、ウエルシアグループのシミズ薬品が店舗面積633㎡の中規模店舗「(仮称)ダックス吉祥院前河原店」を8月下旬に出店します。
2023年12月までの出店時期と計画地、店舗面積一覧 / 大規模・中規模合わせて現在12件
4月を出店時期とする「TM四条寺町ビル計画」は、2021年2月に閉店した旧「エディオン寺町店」跡に谷山無線電機㈱が複合ビルを建設、1・2階にテナントとして「藤井大丸」が入ります。京都唯一の地場百貨店として、創業140年以上の歴史を持つ「藤井大丸」が他社物件に出店するのは初。本店との一体的運営を行っていく方針です。
12月末に完成予定とする「(仮称)京都市中京区河原町通商業ビル」は 収益不動産事業を行う㈱エー・ディー・ワークスが資産価値の高いブランドエリア 河原町通りに鉄骨造地上7階・地下1階建ての商業ビルを建設、テナントについては今のところ未定です。
そのほか、京都府内で13店舗を展開する自転車専門店㈱あさひが鉄骨造2階建て店舗面積481㎡の「(仮称)サイクルベースあさひ葛野大路四条店」を7月15日に出店予定としています。