㈱コスモス薬品が埼玉県日高市に市内初となる「日高旭ヶ丘店」を計画、2023年夏頃の出店を目指している。同社は現在埼玉県内で10店舗を展開中だが、大店立地法に基づく新設届出によると、同店は埼玉県内15店舗目となるもよう。
計画地はJR川越線「武蔵高萩駅」から北へ約1.2㎞、総敷地約17,100㎡の「ベイシアひだかモール」西側に位置。店舗面積は1,404㎡、同社の郊外型標準タイプの店舗となる。
2023年7月23日新設予定 ドラッグコスモス日高旭ヶ丘店の店舗概要
大店立地法に基づく新設届出による店舗概要は次のとおり
- 所在地:埼玉県日高市大字旭ヶ丘字竹の台727番1外
- 設置者又は届出者:㈱コスモス薬品
- 小売業者:㈱コスモス薬品
- 新設予定日:2023/07/23
- 総店舗面積:1404㎡
- 駐車台数:54台
- 駐輪台数:40台
- 荷さばき施設の面積:49㎡
- 廃棄物等の保管施設の容量:13.5㎥
- 営業時間:9:00~21:50
- 駐車場利用可能時間帯:8:30~22:00
- 駐車場の出入口数:1
- 荷さばき施設の荷さばき時間帯:6:00~22:00
- 届出年月日:2022/11/22
- 公告日:2022/12/02
コスモス薬品 関東地区進出への道のり
福岡市に本社を置き、九州を地盤に北陸や東海地方まで展開エリア拡大を続けてきた同社が関東地区に乗り出したのは2019年4月。第一号店は東京都渋谷区広尾に店舗面積44坪の都市型小型店としてオープンした「広尾駅店」。その後2020年からは主軸の郊外型大型店を一挙に出店開始、今年11月30日の時点で東京都内に9店舗、神奈川4店舗、千葉11店舗、埼玉10店舗、茨城17店舗、栃木17店舗、群馬12店舗、山梨3店舗の計83店舗となった。
2023年 関東地区の出店計画について
2021年5月期に同社が目標としていた関東地区での出店数は年平均30店舗、3年間で100店体制であった。大店立地法の届出によると、2023年夏ごろまでの関東地区における新設届出件数はすでに23件となっている。これは、同社が提出した届出全体の約3割となる。
コスモス薬品 関東地区の2023年出店計画一覧はこちらから(PDFファイル・パスワードが必要です)
地元九州地区には新たなライバルが・・・コスモス九州地区の動向
一方、同社の地元九州では、ウエルシアホールディングス(東京都)とイオン九州(福岡県)が2022年9月に設立した合弁企業「イオンウエルシア九州(福岡県)」による新店舗が同社の新たなライバルとなる。
イオンウエルシア九州は2030年までに九州で200店を出店し売上高1,800億円を目標としている。コスモス薬品の九州地区店舗数は2022年11月30日現在598店舗。更に2023年の大店立地法届出による九州地区の新設届出数は現在11店舗となっている。